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メールが届かない原因と対策|迷惑メール判定を回避する方法
送信したメールが届かない、迷惑メールに振り分けられる原因と対策を解説。SPF、DKIM、DMARCの設定から送信レピュテーションの改善まで。
「送ったメールが届かない」「迷惑メールフォルダに入ってしまう」という問題は、ビジネスに深刻な影響を与えます。この記事では、メールが届かない原因と具体的な対策を解説します。
メールが届かない主な原因
1. メール認証の問題
最も多い原因は、SPF・DKIM・DMARCの設定不備です。
| 認証 | 未設定の影響 |
|---|---|
| SPF | 送信元IPが検証できず不審と判定 |
| DKIM | メールの改ざん検証ができない |
| DMARC | ポリシーが適用されない |
2. 送信レピュテーションの低下
- 過去にスパム判定を受けた
- 大量のバウンスメールが発生
- ブラックリストに登録された
3. メール内容の問題
- スパムに典型的なキーワードを含む
- HTMLメールの構造が不適切
- 添付ファイルが危険と判定
4. 技術的な問題
- DNSの設定ミス
- メールサーバーの設定不備
- SSL/TLS非対応
原因の特定方法
Step 1: バウンスメールを確認
メールが届かない場合、多くは送信元にバウンスメール(エラー通知)が届きます。
550 5.7.1 Message rejected due to SPF policy
よくあるエラーコード:
| コード | 意味 | 対策 |
|---|---|---|
| 550 | 拒否された | 認証設定を確認 |
| 551 | 転送が必要 | 宛先を確認 |
| 552 | 容量超過 | 添付ファイルを削減 |
| 553 | 無効なアドレス | 宛先を修正 |
| 554 | トランザクション失敗 | サーバー設定を確認 |
Step 2: メールヘッダーを確認
受信者に迷惑メールフォルダを確認してもらい、メールヘッダーを取得します。
Authentication-Results: mx.google.com;
spf=fail (google.com: domain does not designate 203.0.113.1 as permitted sender)
dkim=neutral (no signature)
dmarc=fail (p=NONE sp=NONE dis=NONE)
Step 3: ブラックリストを確認
以下のサービスでIPアドレスがブラックリストに登録されていないか確認:
- MXToolbox
- Spamhaus
- Barracuda
Step 4: RiskLensで診断
RiskLensでドメインを診断すると、メール認証の問題を自動で検出できます。
具体的な対策
対策1: SPFレコードを正しく設定
すべてのメール送信元をSPFレコードに含めます。
v=spf1 include:_spf.google.com include:sendgrid.net include:amazonses.com -all
よくあるミス:
- メール配信サービスの追加忘れ
~allではなく-allを使用すべき場面- ルックアップ数が10を超えている
対策2: DKIMを有効化
メールサービスでDKIMを有効にし、DNSに公開鍵を登録します。
selector._domainkey.example.com TXT "v=DKIM1; k=rsa; p=..."
対策3: DMARCを設定
最低限の設定でも、メール到達率が改善します。
_dmarc.example.com TXT "v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@example.com"
対策4: 送信レピュテーションを改善
ウォームアップを行う:
新しいIPアドレスやドメインからは、少量から始めて徐々に送信量を増やします。
| 週 | 1日あたりの送信数 |
|---|---|
| 1週目 | 50通 |
| 2週目 | 100通 |
| 3週目 | 500通 |
| 4週目 | 1000通以上 |
バウンス率を下げる:
- 無効なメールアドレスをリストから削除
- ダブルオプトインを導入
- 定期的にリストをクリーニング
対策5: メール内容を改善
避けるべきキーワード:
- 「無料」「今すぐ」「限定」の多用
- 全角大文字の多用
- 過度な装飾(色、フォントサイズ)
HTMLメールのベストプラクティス:
- テキスト版も同時に送信(マルチパート)
- 画像とテキストのバランスを保つ
- 外部リンクは信頼できるドメインのみ
対策6: 技術的な設定を見直す
PTRレコード(逆引きDNS)を設定:
1.113.0.203.in-addr.arpa PTR mail.example.com
TLS暗号化を有効化:
STARTTLS対応のメールサーバーを使用します。
サービス別の設定確認
Gmail / Google Workspace
- 管理コンソール → アプリ → Gmail → 認証
- SPF、DKIM、DMARCの状態を確認
Microsoft 365
- Exchange管理センター → メールフロー
- コネクタとルールを確認
AWS SES
- SESコンソール → 認証設定
- DKIM、MAIL FROMドメインを確認
チェックリスト
送信前に以下を確認しましょう:
- SPFレコードが正しく設定されている
- DKIMが有効になっている
- DMARCレコードが存在する
- 送信元IPがブラックリストに登録されていない
- PTRレコードが設定されている
- TLS暗号化が有効になっている
- メール内容にスパム判定されやすい要素がない
- 送信リストに無効なアドレスが含まれていない
まとめ
メールが届かない問題の多くは、メール認証の設定不備が原因です。
| 優先度 | 対策 |
|---|---|
| 高 | SPF・DKIM・DMARC設定 |
| 中 | 送信レピュテーション改善 |
| 低 | メール内容の最適化 |
まずはRiskLensでドメインを診断し、メール認証の設定状況を確認しましょう。問題が見つかれば、具体的な改善方法も提示されます。