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メール認証2025-12-185 分

Google Workspaceのメール認証設定|SPF・DKIM・DMARCの設定手順

Google Workspace(旧G Suite)でSPF、DKIM、DMARCを設定する方法を画像なしでわかりやすく解説。Gmail経由のメールを確実に届けるための設定手順。

#Google Workspace#Gmail#SPF#DKIM#DMARC

Google Workspaceを利用している場合、メール認証を正しく設定しないと、送信したメールが迷惑メールに振り分けられる可能性があります。この記事では、SPF、DKIM、DMARCの設定手順を解説します。

設定前の確認

Google Workspaceでメール認証を設定するには、以下が必要です。

  • Google Workspace管理者権限
  • ドメインのDNS編集権限
  • 使用中のメール送信サービスの把握

SPFの設定

Step 1: 現在のSPFレコードを確認

dig example.com TXT | grep spf

Step 2: SPFレコードを作成

Google Workspaceのみ使用する場合:

v=spf1 include:_spf.google.com ~all

他のサービスも併用する場合:

v=spf1 include:_spf.google.com include:sendgrid.net include:amazonses.com ~all

Step 3: DNSに登録

ホスト名レコードタイプ
@ または空欄TXTv=spf1 include:_spf.google.com ~all

Step 4: 反映を確認

dig example.com TXT +short

注意: DNS反映には最大48時間かかる場合があります。

DKIMの設定

Step 1: 管理コンソールにアクセス

  1. admin.google.com にログイン
  2. アプリ → Google Workspace → Gmail
  3. 「メールの認証」をクリック

Step 2: DKIMキーを生成

  1. ドメインを選択
  2. 「新しいレコードを生成」をクリック
  3. DKIMキーのビット長を選択(2048ビット推奨)
  4. セレクタのプレフィックスを確認(デフォルト: google)

Step 3: DNSにDKIMレコードを登録

表示されたTXTレコードをDNSに追加:

ホスト名レコードタイプ
google._domainkeyTXTv=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIjANBgkq...

Step 4: 認証を開始

  1. DNS反映後、管理コンソールに戻る
  2. 「認証を開始」をクリック
  3. ステータスが「DKIMでメールを認証しています」になれば完了

確認方法

dig google._domainkey.example.com TXT +short

DMARCの設定

Step 1: DMARCレコードを作成

まずは監視モード(p=none)で開始:

v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc-reports@example.com

Step 2: DNSに登録

ホスト名レコードタイプ
_dmarcTXTv=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc-reports@example.com

Step 3: 段階的に強化

2〜4週間レポートを確認し、問題なければポリシーを強化:

# 隔離モード
v=DMARC1; p=quarantine; rua=mailto:dmarc-reports@example.com

# 最終的に拒否モード
v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@example.com

設定の確認方法

テストメールを送信

Gmailからテストメールを送信し、受信側でヘッダーを確認:

Authentication-Results: mx.google.com;
       spf=pass
       dkim=pass
       dmarc=pass

すべてpassになっていれば成功です。

RiskLensで確認

RiskLensでドメインを診断すると、SPF、DKIM、DMARCの設定状況を一括でチェックできます。

よくある問題と解決策

DKIMが有効にならない

原因1: DNSレコードが反映されていない

  • 最大48時間待つ
  • DNSキャッシュをクリア

原因2: レコードの値が間違っている

  • コピペミスがないか確認
  • 引用符の有無を確認

SPFがfailになる

原因1: 送信元がSPFに含まれていない

  • 使用しているメール配信サービスを追加

原因2: ルックアップ数が10を超えている

  • includeを整理するか、SPFフラット化を検討

他のサービスからのメールが失敗する

Google Workspace以外からもメールを送信する場合、そのサービスもSPFとDKIMに追加が必要です。

サービスSPF追加DKIM設定
SendGridinclude:sendgrid.netSendGrid管理画面で設定
Amazon SESinclude:amazonses.comSESコンソールで設定
Mailchimpinclude:servers.mcsv.netMailchimp管理画面で設定

推奨設定まとめ

SPF

v=spf1 include:_spf.google.com -all

DKIM

  • セレクタ: google
  • ビット長: 2048ビット

DMARC

v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@example.com; adkim=s; aspf=s

チェックリスト

  • SPFレコードに include:_spf.google.com が含まれている
  • DKIMが管理コンソールで有効になっている
  • DKIMのDNSレコードが正しく設定されている
  • DMARCレコードが設定されている
  • テストメールで認証がpassになる

まとめ

設定所要時間難易度
SPF5分簡単
DKIM10分 + DNS反映待ち普通
DMARC5分簡単

Google Workspaceのメール認証は、正しく設定すればメールの到達率が大幅に向上します。RiskLensで定期的に設定状況を確認し、問題があれば早めに対処しましょう。

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